『未来に向けて私たちは何を残せるのか、残すべきなのか』
2009年、縁あって太陽光発電システムを販売する会社に入りました。当時、再生可能エネルギーは今のようには認知されておらず、まだまだこれからという時期でした。
2011年3月、東日本大震災が発生しました。これにより原発の怖さを実感しましたし、その直後の計画停電では現代社会の電気への依存度の高さを痛感しました。また、平成の時代は、それ以外にも各地で地震や台風、ゲリラ豪雨などの被害が多く発生し、再生可能エネルギーひいては自然災害に対する私の考え方を変化させる契機にもなりました。
地球温暖化など、私たちを取り巻く環境は今後どうなってしまうのか、これまでの美しい自然環境を後世に伝えていくことができるのか、少しでもこのテーマに貢献したい、そう思うようになりました。
また、2015年には新たな縁で遮熱塗料を取り扱う機会に巡り合いました。屋根や外壁に塗布し、太陽光を遮断するという機能性塗料と呼ばれるものです。建物内に入る熱を減衰させることにより、空調機の効率が上がり、電気の使用量を抑えることができます。熱中症対策にも効果がある優れものです。既に東南アジアの暑い地域などで大きな反響をいただいております。
当社は私のこれまでの経験を通じ、子供たちの未来のために何ができるのかを常に考えます。自然を大切にし、また、人とのつながりを大切にしてまいります。
株式会社ビーアクト 代表取締役 片野 雅史